リオアキュム®シリーズ ワンショットワニス®

「リオアキュム® ワンショットワニス®」は、トーヨーカラーが得意とする分散・インキ化技術を駆使し、導電性カーボンやPVdF(ポリフッ化ビニリデン)、バインダーを最適な状態に分散・混合したリチウムイオン電池電極用の機能性分散体です。

このワンショットワニス®を使用することで、従来製法よりもカーボン粒子の凝集が少なく均質な電極膜を形成することができ、高品位で安定した電池電極の製造が可能となります。また、ワンショットワニス®は、活物質を混合するだけで高濃度な合材スラリーを作ることができる液状製品であることから、合材スラリーの製造時間や、電極塗工時の乾燥時間を大幅に短縮することができます。このように優れた製品性能に加え、プロセスコストダウンや生産能力増大、さらに設備投資コストの削減が見込めることが高く評価され、複数社にて実績化しています。

スラリー……液体と固体粒子が混ざったペースト状のもの。

特長1:カーボン凝集の少ない良好な分散状態

導電助剤であるカーボン粒子を最適な状態に分散することで、効率的な導電パスが形成され、出力などの特性が向上します。
また、ナノ粒子であるカーボンが均一に分散されているため、製造ロット間のバラツキ、電極膜内のバラツキが抑えられ、安定して均質な電極膜の生産が可能となります。

特長2:合材スラリー製造における分散工程時間の大幅な短縮

ワンショットワニス®は、PVdF(ポリフッ化ビニリデン)が均一に溶解されたカーボン分散体です。よって、PVdFワニスの購入や、PVdFを溶解する工程が不要となります。また、ナノ粒子であるカーボンの分散工程が不要であることから、合材スラリー製造工程は活物質との混合のみとなり、大幅な工程時間短縮が図れます。

特長3:合材スラリーの高濃度化

カーボンを均一に分散することで、スラリーの低粘度化が可能となることから、合材スラリーを高濃度化できます。これにより溶剤であるNMP(n-メチル-2-ピロリドン)の使用量が大幅に削減され、電極製造工程での乾燥時間が短縮できます。

特長4:信頼性の高い電池特性を実現

カーボンを圴一に分散することで、電極膜中でのPVdFの偏在が抑制されることから、剥離強度が向上します。
なお、ワンショットワニス®にはカーボンを分散するために、電池性能に影響しない分散剤が使用されています。

お問い合わせ

トーヨーカラー株式会社
機能材料営業部
TEL : 03-3272-0956